2010-01-01から1年間の記事一覧

20101226

・メモ 水戸芸術館にて、大友良英さんによる展覧会『アンサンブル2010-共振』を鑑賞。 普段は音を「再生」する装置、レコードが回るターンテーブル、音(楽)を奏でるギター、ピアノ、スピーカー、イヤホン、レコード、カセットテープ…、などが、「再生」と…

とることの前で

巨大で無音のフラッシュ、 仰ぐ程の印画紙を前に 白黒世界で発表される新しい技術 老いた体をよたつかせながら 相手、の頭を、所定の位置へと据える いそいそと自分の体は 少し離れた床に置かれた台の上 (ミハイル) 目を閉じる (、ミハイル) 巨大で無音…

よき、もの・こと、それが、決して感覚できないとしたら。 どうして、それ・ら、を目指せるのか。 よき、もの・こと、それが、ある/ない。 ない。 としたら。 その主語はどこからやってくるのか。 * まったなしの、ひとつひとつの訪れに対面して、 せめて、…

たとえば、静化、或いは、固化、と、動(化)、または、 事-実確-認、と、行-為遂-行、つくる/うまれる、作品/出来事、結ぼれ/解かれ、機械/破れ目、 が、(まだ/これから)、はがれな かった/く、ように

ここは、この世は言葉によって語れるものの時であり、その古里なのだ。とは言え、心の秘密を打明けてみるがよい。常にもまして事柄が、体験に掛かる事柄が、落ちて行くではないか。事柄を追いやりそれに取って代わるのは、表象を受けつけぬ、行為であるのだ…

それ故にわれわれは身を励まして、一度限りを果たそうとする。これをつましい素手の内に、さらに溢れんばかりの眼の内に、物言わぬ心の内に、保とうとする。一度限りに、成ろうとする。誰にこれを渡すのか。すべてを永遠に留めるのがいかにも望ましいところ…

そうではなくて、この世にあるということは多大のことであり、しかも、この世にあるものはすべて、どうやらわれわれを必要としているが故にだ。この消え行く定めのものが、奇妙にも、われわれに掛かる。もっともはかなく消えて行くこのわれわれに。すべての…

近づく亡失を性急に引き受けて、先取りの境地を幸いとする故ではないのだ。知れぬものをあながちに知ろうとする故でもなく、あるいは心の覚悟の為でもない。心なら月桂樹の内にも残るだろう。 ドゥイノ・エレギー 第九歌(二連)、承前

何故だ。もしも命の残りを月桂樹(ダフネー)のように、ほかの緑よりはいくらか暗く繁り、葉の端々を風の笑みのようにふるわせ、そのようにして過ごすこともなるものなら、何故、人として生きなくてはならないのか、そして運命を避けながら、運命を追い求め…

コトバ

モノ、としての、コトバ それ、は、いし、の、ように、けとばせる かもしれない けれど硬さを備えた そこにある もの

抽象粗描

抽象という凝縮、凝り、縮み、結晶 だとしたら、(その象を持とうが持つまいが、)その「外」側に具体はあるどこまでも伸びるただの一回性 遥かな、その度ごとの詳細

また引用の音楽…。アン、コニシキー♪

20100312

コトバを、ある要素が多の要素と関係する際に表す記号、にまで深化できるように、モノガタリを、経過し続ける現在の原初的表象にまで落とし込むことができるように思う。それは、破砕や無をすら、その結構として抱え得るだろう。 ・実体化はモノを踏み台へ貶…

20100309

3月2日に東京芸術見本市での『顔に味噌』公演が終わって以来、西荻窪で先輩のダンサーさん公演のお手伝いをしたり、恵比寿で友人の公演のお手伝いをしていた。武蔵小金井へまたペンキを塗りにいったりもした。みんなが集まったときには行けなかったけれど。 …

20100223

『意識の形而上学』(井筒俊彦、中公文庫)読む。途中まで。 不可視かつ不可触。さらに語り得ぬまでのものを相手にするとコトバが減る。真空、黒い穴、がそれらに近づくものを引き込むかのように。形而下の現象から形而上の抽象への道行きが辿る軌跡。「抽象…

20100213

武蔵小金井へ、家を改装する作業のお手伝いへ。一部屋、白ペンキをとにかく塗る。夢中になりすぎて、時間がどうでもよくなってた。夕飯にカレーのプーさん、行こうとしていたのに。。次回は必ず行くことにしよう。ペンキ作業、かなり好きみたい。ムラがなく…

そして、あらゆる傾向のうちの最大のものに最大の限定が課されねばならない。それは死すべき者と不死の者どちらとも敵対する巨人主義(タイタニズム)である。巨人主義は、無限のもの、限定されえぬものを憧憬する。これは現在の心理学において無限の自己の…

20100210

知識、続き。 知識として"体"から外化されたものは、道具に過ぎない、ように感じる。そこにペンがあって、それを使って言葉をノートへ書き付けるように。流出論も弁証法も布置(コンステレーション)も、それぞれ名前を充てられてパッケージされた、それぞれ…

20100204

0203 『意味の深みへ』井筒俊彦。ものがそのものである本質を探る事は、混乱を整理整頓するのに役立つ。概念的次元での混乱は、それが手に取れないものであるからこそ厄介になる。混乱/混沌は"そこ"にある。ゆっくり慌てず触れることを心がける。 節分。西…

現象について

今ここ、の現象(化)が、たとえそれが自分の「声」だとしてもその発声と了解との間の差異をもって、常に遅延するならば、純粋な現前は不可能となる。真実には決してたどりつけない。つまり、現象はその原理として衣装性を帯びる。故に現象の実在性はその客…

20100202

0131 弟の結婚式へ。いつまでもお幸せに。 0201 仏教の概史、概略をさらう。教判の流れは、読んでいてあまり心地よくなかった。ウチノ宗ガホントノ仏教ダと主張しているようで。。入門ということで圧縮して単純化せざるをえなかった書き方の問題なのかな。。…

20100130

0126 無事、31歳を迎える。また新しい1年。午後、ひろしくん、やすろうと新宿スターバックスで打ち合わせ。思ってる事を直裁に話す。 0127 友人の引っ越しのお手伝い。1時間遅刻する。シュガーローゼでクッキーをお土産に。 0128 友人と「意識と本質」読書…

20100125

0124 久し振りのジョギング部。1時間を所々歩きながら。これほどグランドを周回したのはたぶん初めてのこと。次の段階を目指したい。終了後、炊き込みご飯、鶏の煮付け、ビールなどご馳走に。紅の豚を久し振りに見た。 0125 右膝が相変わらず痛くなる。昼ご…

20100109

紅茶を飲もうとティーバッグを取り出してひもを引いた。その細いひもに連れて小さな袋の口まで開いてしまい、細かい茶葉が辺りに飛び散る。ラッキョウをあけた小鉢が下にあり、まるで"ゆかり"を振り掛けたようにもなる。白いラッキョウと黒い雪(洒落にもな…

20100104

「意識と本質」(井筒俊彦, 岩波文庫)に取りかかり中。意識のモデルとして理解するのも面白いけれど、本質を巡り揺れ動く思考の走り方が生々しい。明日も引き続き…。

20100101

明けまして、おめでとうございます。 旧年中は大変お世話になりました。 2010年、今年もよろしくお願い致します。